レッスンを受け始めて1年余が経ち、現在9曲目に挑戦しています。


生来歌が好きでカラオケ歴は30年近くになりますが、退職後の変わり映えしない生活に変化を与えたいと思っていたところ、行きつけの店で案内のチラシを見たのが始めるきっかけになりました。


体験レッスンに恐る々々出かけたところ、本格的な勉強をされ、アメリカ生活の経験も長い素敵な先生が出迎えてくれ、充実したレッスンが確信できたのですぐ個人レッスンを申し込みました。


先生の指導方針は端的には、先生のコピーは作らず生徒の個性を尊重するということに尽きるようです。歌詞はすべて覚えること、そうでないと自分なりの表現ができませんと厳命されましたが、これは大変なことになったと思いました。

犬の散歩や車の運転の時間を歌詞の暗記のためにあてました。


先生の指導の特徴は優しくかつ厳しいというところでしょうか。

リズムの取り方、歌詞の単語のつなげ方等で迷っていてもすぐに助け船を出してはくれず、自分で十中八九正解が得られそうになったところでポンとヒントをくれます。それだけに、悪戦苦闘の末に仕上がりOKが出た時の達成感は格別で、そのような日の夜はワイングラスを傾けることにしています。


曲数が多くなるにつれてCDのストックも増え、常に部屋にはリズミカルな音楽が流れるようになりました。

先生が時々催すライヴコンサートも楽しみの一つです。

なるべく聴きに行くようにしていますが、生演奏をバックに身近で展開されるムードたっぷりのジャズライヴはまた格別な魅力あるものです。


このようにレッスンを受け始めてからはジャズをキーワードにして、僕の生活は確実に変わり始めています。生徒さんの圧倒的多数は女性で、どうも自分のやりたいことをストレートに実行に移すのは女性の方が上手なのかもしれません。

でも特に団塊世代の男性諸氏で、何かをやろうとして手前で立ち止まっておられる方も多いのではと推測しています。


ジャズのある、音楽の流れる日常を創るために一歩踏み越えてきて、ご一緒してくれると嬉しいです。